気になる「Clip Studio Paint Ver.2.0」は今月から!? 現時点の情報をまとめてみた

どうも! Tuskです!

さて、自作ゲームのグラフィック作成とイラスト共に、Clipstudio PROを日々愛用している僕なのですが、昨年に発表があったVer.2がとても気になっているので、現時点での情報をちょっとまとめておきたいと思います。

以前にもクリスタの記事は描いた事があるのですが(この記事)、クリスタはイラスト作成やグラフィック作成においては本当に高性能で、僕の様なイラストがあまり得意でない人にとっては最高のツールだと思っています。

そして、今月(2023年3月)に提供開始が予定されているVer.2では、さらなる機能が追加される予定となっており、料金体系も変更となる模様。

ヘヴィユーザーの一人としては、僕も非常に気になっている所。

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Ver.2.0で搭載される新機能

これまでのVer.1シリーズでもかなりの高機能を続々追加してきてくれたクリスタですが、2.0には以下の様な更なる機能が追加される予定となっています。

3Dデッサン人形頭部モデル

これまでにも自由なポージングや体形、手のポーズまでも細かく動かす事の出来た3Dデッサン人形ですが、Ver.2.0からは目・鼻・口といった顔のパーツの位置やサイズまでをも調整できる様になる様です。
おそらく、基本的な3Dデッサン人形の動かし方はこれまでと同様に、そこへ顔パーツの調整が追加されるものと思われます。
僕も3Dデッサン人形でパースを取ってイラストを描いていたのですが、ここに顔まで3Dデッサン人形の時点で調整できるというのは、ものすごくありがたい!
ヘタすりゃ、ラフを描かずにそのままペン入れできちゃうかもしれない!

ハンドスキャナー

これまで、細かな手のポーズは自分で設定するか、素材のポーズを使う必要がありましたが、なんとカメラで撮影した手を3Dデッサン人形に反映する事ができる機能!
写真を撮る必要はありそうですが、領域展開的な手のポーズも簡単に作れてしまいそう!

ブラシ混色機能

違う色同士のブラシによる描画が混ざり合うと、リアルに色を混合してくれる機能の様です。
「より知覚的にリアルな混色を実現する」とされており、アナログに近い、よりリアルな色表現が実現するのではないでしょうか。

自動陰影機能

線画と塗りつぶした領域から、自動的に陰影をつけてくれる機能の様です。
「彩色を効率化する」とされていますが、その精度や如何に。
すごく精度高く陰影をつけてくれるのであれば、マンガやゲームの挿入イラストなど、数を描かなくてはならない場合にはかなり重宝しそうです。

オブジェクトの整列・分布機能

テキストやレイヤー、フォルダーなどを整列・分布できる機能の様です。
要するに、illustratorなどに搭載されているアレですね。
パターンの作成などにかなり便利となりそうな機能。

バックグラウンド保存

クリスタのプロジェクトであるclipファイルは容量が大きく、保存に時間がかかりますが、この機能によって保存の完了を待たずに作業を継続できるとの事。
スマホアプリみたいな感じですかね?
オートセーブ的な。

回転ぼかしフィルター

移動ぼかしの回転版みたいな感じっぽいです。
……Photoshopにありますよねw
ぼかす量や方向、回転の円の縦横比を設定する事ができ、ファンやタイヤなどの回転する物体の表現が可能になるようです。

歪曲収差補正フィルター

歪曲収差補正ってなんぞ?と思ったのですが、どうやら画像を膨らんだ様に変形させたり、凹んだ様に変形させる事ができるフィルターの様です。
これもPhotoshopにありますね。
どんどんグラフィックソフトとして高機能になっていく!

パノラマ変換フィルター

iPhoneの撮影モードでありますが、カメラの周囲360度が1枚の画像となったパノラマ画像のように画像を変形する事が可能なようです。
これはゲームの疑似3Dっぽい表現などに使えそう!
個人的に使ってみたい機能です!

歪みツールの複数レイヤー対応

現状では歪みツールは1レイヤーに対してしかできませんが、レイヤーを複数選択して同時に適用できるようになる様です。
フォルダーごと選択しても適用できるんでしょうか?
いずれにせよ、ドット絵の作成にも便利な歪みツールですので、この対応も個人的にすごくありがたい!!

中国語(簡体字)*1・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語の4言語に追加対応

この辺は個人的にはあまり使わないかもしれませんが、海外に向けてイラストや漫画作品などを手掛けている方には嬉しい機能になりそうですね。

Ver.2.0の価格

現在、clipstudioでは「いま買うとバージョン2.0がもらえる!」キャンペーンというモノが実施されており、今のうちにVer1.0シリーズで提供されているクリスタを購入しておくと、バージョン2.0の提供開始後に無期限版が無償でご提供されるそうです。
また、年額で提供されているアップデートプランも6ヶ月間無料となり、好きな時期に利用開始できるとの事。

しかし、Ver.2.0が提供開始されてから購入しても値段が特に変わらないようなので、慌てて購入する必要はなさそうに思えます。

なお、現在クリスタをすでに利用している場合は、Proが2000円、EXが6000円で2.0に移行できる様ですが、総額で言うとすでに使っている人の方が高くなるのはちょっと納得いかない所はありますねw

また、やはりマンガをクリスタで描かれる方や、ガチでアニメーションを作成したい方以外は、やはり2.0からもProで十分なのではないかと思います。

個人的におすすめなのは、Proのダウンロード版・一括払い。
この機能性で無期限・一括払い5000円は安い!

他のグラフィックソフトと比べて……

これは以前にも書いた事と同じような事なんですが、ことイラストやドット絵などのゲーム制作向けの2Dグラフィックを作成するならば、個人的にはクリスタが圧倒的におすすめです。

僕はPhotoshop・illustrator、メディバンペイント、アイビスペイント、アフィニティデザイナー、その他のフリーソフト系を色々と使ってきましたが、素材の充実具合や基本的な機能、使いやすさとワークスペースのカスタマイズの自由さなどからみて、クリスタが一番使いやすかったです。

ただ、ベクター形式での塗りつぶしが出来ないので、その辺はillustratorの様にいかない所があります。
有名なフリー画像サイトのACさんや、ランサーズなどのクラウドワーク系ではAI・EPS形式での納品を求められる所があるので、あんまり向かないのかも……とは思います。

また、クリスタはテキスト系のツールの使い勝手が悪く、長い文章や複数のテキストボックスを画像に入れると動作が重くなったり、illustratorの様に文字をアウトライン化して自由にロゴデザインをしようとすると一工夫が必要となります。

やはり、自分がやりたい事に応じてツールも選定する必要がありますな。

しかし、イラストやグラフィックの作成をメインにグラフィックソフトを選ぶのであれば、僕は間違いなくクリスタを推します。

イラスト初心者さんや僕の様に自身が無い人は特に……です!

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