ども!Tuskです!
さてさて、昨年のクリエイターズ文化祭から、また長らくブログの更新をサボっておったアテクシですけども、年も明けて心機一転……とまではいかぬまでも、再びブログや創作に気合いを入れ直すためにも、久々の更新といきたいと思います。
そして今回の記事内容は、ツクールmzで多彩なライト演出が簡単に実装できるプラグイン「MPP_MapLight.js」をご紹介したいと思います!
灯の演出はゲームによく使われるので、ご存じ&使用中の方も多いかと思われますが、類似した様々なプラグインの中でも特に使いやすいと感じたプラグインなので、おすすめしておきたいところ!
なお、「MPP_MapLight.js」は木製ペンギンさんが作成なされたプラグインで、以下のリンク先にて配布されています。
・MV・MZ両対応
プラグインの導入
同プラグインは、特に変わった導入を行う必要や、ライブラリの導入など必要はありません。
プラグイン管理画面からインポートし、プラグインを有効にするだけでOKです。
通常通り、プラグインを導入して下さい。
プラグインの設定
プラグインを導入したら、最初に設定しておける項目についてのメモ。
設定必須の項目はありませんが、灯りの設定をより詳細に行いたい場合は要チェックです!
灯りの色の配列
RGBで指定色を作成して登録しておき、ここで設定した色番号で呼び出して好きな色の灯りを使用する事ができます。
前方灯りパラメーター
懐中電灯の演出など、キャラクター前方への灯りを設定する事ができますが、その際の距離・角度・原点Y・回転時間といったパラメーターを設定する事ができます。
暗さの解像度
プラグインの効果による暗さの解像度を設定できる様ですが、正直言って僕はこの設定をしていないので、具体的にどういった効果なのかよくわかっておりませんw
解像度を上げたりすると、動作性に影響があるのかな?
時間があれば、色々と試してみて追記できれば。
色加算アルファ値
明るさを表現する際には色の加算で表現されますが、その加算値を設定しておける項目です。
特に設定せずともいい感じなので、分からなければ触らなくても良いと思います。
プラグインコマンド
「SetCharLight イベントID 半径 色番号 明滅の振れ幅」
キャラクターを中心にした灯りを設定するコマンドです。
イベントIDは-1でプレイヤー、0がこのイベントを指定。
半径はマス単位での指定となり、1が1マス分。
色番号は、プラグイン設定で登録した色番号を呼び出して指定し、0を指定することで灯を消去します。
明滅の振れ幅は灯の点滅の強さの幅で、0~100の数値で指定し、数値が大きいほど大きく明滅します。(0で明滅なし、デフォルト値は0)
「SetPosLight x座標 y座標 半径 色番号 明滅の振れ幅」
指定した座標にマップの灯りを設定するコマンドです。
X座標・Y座標はマップ座標で指定。(ピクセルでは無いようです。)
半径・色番号・明滅の振れ幅は同様。
「SetFrontLight イベントID 半径 色番号 明滅の振れ幅」
キャラクターの前方に灯りを設定するコマンドです。
懐中電灯の表現などに使われている灯りの表現ですね。
イベントID・半径・色番号・明滅の振れ幅は同様。
「EraseCharLight lId イベントID」
イベントIDを指定し、キャラクターを中心にした灯りを消去するコマンド。
「ErasePosLight x座標 y 座標」
指定座標によるマップの灯りを消去するコマンド。
指定した座標をちゃんと入力しないと消えないので注意です。
「EraseFrontLight lId イベントID」
イベントIDを指定し、キャラクター前方の灯りを消去するコマンド。
「SetMapDarkness マップの暗さ(0~100)」
0~100の数値で指定し、マップの暗さを設定するコマンド。
マップのメモ欄での指定
<Darkness:マップの暗さ(0~100)>
メモ欄にタグを記入し、0~100の数値で指定してマップの暗さを設定する。
なお、暗さの数値には「v[変数番号]」と記述する事で、指定変数の値を参照する事ができるようです。
ただし、参照されるのはマップの切り替えを行ったときのみ、との事。
<PosLight x座標,y座標,半径,色番号,明滅の振れ幅>
メモ欄に記入し、指定した座標に灯りを設定する。
指定するパラメーターはプラグインコマンドと同様です。
イベントの注釈での指定
「灯り 半径 色番号 明滅の振れ幅」
イベントの一行目に注釈を置き、その中に書き込む事でイベントを中心とした灯りを設定します。
指定するパラメーターはプラグインコマンドと同様です。
「前方灯り 色番号 明滅の振れ幅」
イベントの一行目に注釈を置き、その中に書き込む事でイベント前方の灯りを設定します。
指定するパラメーターはプラグインコマンドと同様です。
なお、同プラグインには以下の様な仕様があるとの事なので、要確認です。
・イベント(キャラ)一体に対して設定できる灯りは、キャラ灯りと前方灯りそれぞれを1つまで。
・イベント・マップ上に設定した灯りは、マップ切り替えでリセットされる。
・プレイヤーの灯りはマップを移動しても維持される。
・プライオリティが[通常キャラの上]になっているイベントの灯りは、他の灯りより上に表示される。
……プレイヤーの灯りがマップを移動してもちゃんと維持されるのは、当たり前なのかもしれないですけど嬉しいですね。
プラグインの応用
一番よく使われるのは恐らく、マップ上の街頭や焚火の演出、懐中電灯の演出といった使い方が多いのではないでしょうか。
プラグインコマンドで簡単にON/OFFが出来ますし、マップ上に設置しておくこともできるのですごく便利ですよね!
僕の場合、応用ってほどのモノでもないかもしれませんが、せっかく好きに灯りの色を変えられるので、クラブのブラックライトみたいな演出をいれて遊んでみたりしています。
上記のツイート動画では、マップの中に灯り演出用の透明イベントをいくつか置いて、並列処理で灯りの色をタイミングをズラして変えています。
これまた違う色の灯りが混ざると、ちゃんと色まで混ざってくれることには驚きましたw
これはもっと工夫すると、電光掲示板みたいなモノを作ったりとか、電光掲示板みたいなモノを作れたりするかもしれませんね!
……いや、あまりたくさんイベントを置くと重くなってしまいそうですけどw
使いやすく、応用の幅も広くて素晴らしいプラグイン!
コメント